感染症のおはなし

イメージ

感染症のおはなし

どれもウイルス感染によってかかる病気であり、発熱や咳などの症状に対し薬で対処し、安静にしておくことで3日~1週間ほどで治りますが、免疫力が低下しているため、合併症には注意が必要です。小児科は大人の「内科」に相当する科であり、明らかな怪我の場合を除いて、何か身体の異常が見られた場合は、まずは小児科で診察を受けましょう。必要に応じて専門医に紹介をいたします。

予防接種・乳児検診

月曜から土曜の14時~15時30分が予防接種と乳児検診になります。

予約制となっていますので、来院時または電話連絡にて受け付けております。
予防接種のご相談も受け付けております。

感染症

※各項目をクリックすると該当箇所にリンクされます。

百日せき

百日せきは百日せき菌の飛沫感染で起こり、普通のかぜのような症状で始まりつづいてせきがひどくなり、顔をまっ赤にして連続性にせきこむようになります。
熱は出ません。乳幼児はせきで呼吸ができず、けいれんが起こることがあります。肺炎や脳症などの重い合併症をおこし、乳児では命をおとすこともあります。

接種対象

百日せきのワクチン接種は4種混合ワクチンで生後3ヵ月から接種できます。
接種回数が多いので、接種もれに注意してください。

ジフテリア

ジフテリアは、国内ではほとんど発症をみていませんが、ロシアなどで以前流行がありました。かかると重い病気で呼吸困難をおこし、死亡に至る場合もあります。心臓や神経がおかされ心臓麻痺や神経麻痺をおこすことがあって、大変危険です。ワクチンで予防できます。

接種対象

乳幼児に対する予防は4種混合ワクチン、DT二種混合トキソイドで生後3ヵ月から接種できます。
成人には成人用沈降ジフテリアトキソイドがあります。

破傷風

破傷風は、けがをしたときに傷口から破傷風菌が入っておこる病気です。傷口が小さくても危険です。
破傷風菌の出す毒素は、神経麻痺、筋肉の激しいけいれんや呼吸困難などをおこします。発病した場合は、死亡率が高い病気で、予防はワクチン接種が最も有効です。早めに予防接種を受けて免疫をつけることが大切です。

接種対象

破傷風のワクチン接種は、4種混合ワクチン、DT2種混合トキソイド、任意接種として沈降破傷風トキソイドで生後3ヵ月から接種できます。

ポリオ

ポリオは『小児まひ』とも呼ばれ、ポリオウィルスによって四肢に麻痺を起こす病気です。わが国ではワクチンの高い接種率により自然感染による患者発生はありません。しかし、一部の国では今でもポリオの流行があり、このウィルスがいつ国内に入ってくるかわかりません。また、それらの国々に出かけるときに抗体がないと感染する危険があります。そのため現在でもポリオワクチンによる予防は欠かせません。
なお、平成24年9月1日から、それまでの生ポリオワクチン(OPV)に替わって不活化ポリオワクチン(IPV)、また11月1日から導入された4種混合ワクチン(DPT-IPV)を定期接種のワクチンとして接種します。

接種対象

初回免疫については、生後3ヵ月から接種を始めます。IPV(単独)ワクチンとDPT-IPV(4混合)ワクチンが導入されています。

はしか(麻疹)

はしかは麻疹ウィルスの空気感染によっておこり、感染力が強く予防接種を受けないと多くの人がかかる病気です。
はしかにかかると39~40℃の高熱と発しんがみられ、時に肺炎・中耳炎・気管支炎・脳炎などの合併症を併発し死亡することもあります。はしかにかかった人は数千人に1人の割合で死亡します。予防はワクチン接種以外ありません。

接種対象

第1期:1歳児、第2期:小学校入学前1年間の小児に麻しん風しん混合(MR)ワクチンまたは麻しんワクチンを接種します。原則としてMRワクチンの接種します。

風しん

流行期:3~7月上旬
かかりやすい年齢:1~9歳
治るまでの期間(めやす):5日
風しんは風しんウィルスの飛沫感染によっておこり、発しん、発熱、後頸部リンパ節腫脹を主な症状とする感染症です。風しんにかかると、ときに関節痛・血小板減少性紫斑病・脳炎などの合併症を併発することがあります。
また、免疫のない妊婦が妊娠初期にかかると白内障・心疾患・難聴等の症状を持つ先天性風しん症候群児を出生することがあります。予防はワクチン接種以外にありません。

接種対象

第1期:1歳児、第2期:小学校入学前1年間の小児に麻しん風しん混合(MR)ワクチンまたは麻しんワクチンを接種します。
原則としてMRワクチンを接種します。

日本脳炎

日本脳炎は蚊(コガタアカイエカ)が媒介するウィルスで起こる病気です。夏から秋にかけて流行し、発病しますと高熱・頭痛・嘔吐・意識障害やけいれんなどの症状を示す急性脳炎になります。患者の約50%に知覚障害や運動障害の後遺症を残し、約15%は死亡するといわれる恐ろしい感染症です。予防はワクチン接種を受けて免疫をつけることが最も効果的です。

接種対象

定期接種では、基礎免疫は生後6~90ヵ月に接種しますが、標準的には3歳児に6日から28日までの間隔で2回、翌年1回追加接種を受け、その後標準的には9歳児に追加接種を行います。このワクチンは、平成17年5月30日に積極的な接種勧奨が差し控えられていましたが、平成22年より順次勧奨を再開しています。平成24年5月現在、3歳での2回、4歳での1回は勧奨が再開されています。

結核

結核は決して過去の病気ではありません。現在でも毎年23000人以上の人が発病し、2100人近くの人が死亡しています。油断できない我が国最大の感染症です。特に、乳幼児がかかると予後が悪い結核性髄膜炎や粟粒結核をおこすことがあるので注意が必要です。自然感染による発症を防ぐため、BCGワクチンの接種を早めに受けましょう。

接種対象

BCGワクチンは平成25年4月1日より、1歳に至るまでの間に接種することに変更になっていますが、通常は生後5ヵ月から8ヵ月に達するまでの間に接種します。(なお、地域における結核の発生状況等固有の事情を勘案する必要がある場合はこの限りではありません。)

インフルエンザ

インフルエンザは普通のかぜとは違います。感染力が非常に強く症状の重い呼吸器の病気で、ときに世界的な大流行をおこします。
肺炎・急性中耳炎・脳症等の合併症をおこして重傷化する場合もあります。予防にはワクチン接種が有効で、重症化を防ぐことができます。そのため、特に乳幼児や高齢者、慢性疾患を持つ人たちに接種が勧められています。

接種対象

流行する前に、13歳未満の方は2回、13歳以上の方は1回または2回接種(接種間隔は4週間がのぞましい)を受けてください。
また定期接種の対象者は、65歳以上の人及び60歳以上65歳未満の人で心臓、じん臓、呼吸器などに重い病気のある人などです。

おたふくかぜ

おたふくかぜは感染力の強いムンプスウイルスによっておこる発熱と耳下腺のはれを特徴とする病気です。ウィルスが全身の臓器や神経組織を侵して無菌性髄膜炎・脳症・難聴・精巣炎等の合併症をおこしますので軽視することはできません。おたふくかぜワクチンで予防することが大切です。

接種対象

おたふくかぜワクチンンは1歳になれば受けることできます。おたふくかぜは3~6歳に発病することが多いため、保育園などの集団生活に入る前に受けることをお勧めします。

みずぼうそう(水痘)

発熱、発しんが主な症状で、中には重症化し入院する場合もあります。特に白血病児やネフローゼ患者等でステロイド剤などを服用し免疫状態の悪い小児がかかると重篤になりやすく、症状によっては大変危険です。妊婦がかかると妊娠初期では流産したり、妊娠後期では新生児が死亡したりすることもあります。ワクチンによる予防が大切です。

接種対象

定期接種では、生後12ヵ月から生後36ヵ月に至るまでの水痘既往歴のない者が対象です。
標準的な接種期間は生後12ヵ月から15ヵ月に至るまでに初回接種を行い、追加接種は初回接種終了後6ヵ月から12ヵ月に至るまでの間隔をおいて一回行います。
なお、2014年10月1日から2015年3月31日の半年間に限定して経過措置が設けられています。経過措置とは、生後36ヵ月から生後60ヵ月に至るまでの間にある者を対象に1回の接種を行います。ただし、経過措置対象者が既に任意接種として水痘ワクチンの接種を受けている場合は、経過措置の対象とはなりません。

B型肝炎

B型肝炎ウィルスに感染しておこる肝臓の病気です。ウィルスに汚染された血液等を介して感染します。ウィルスの持続性感染者をキャリアと呼び、将来、慢性肝炎・肝硬変・肝がんになる可能性が高く、キャリアのお母さんから生まれた子供は適切な処置を行わなければキャリアになる率が高いことも知らています。ワクチンによる予防が大切です。

接種対象

キャリア(HBs抗原陽性)の母親から出生した新生児は、健康保険でワクチン接種ができます。
任意接種の対象は医療従事者やキャリア家族、汚染された血液に触れる可能性のある者に勧められます。

肺炎球菌感染症

肺炎球菌が引き起こすおもな感染症としては、肺炎、髄膜炎、菌血症、気管支炎、中耳炎などがあります。肺炎球菌は、肺炎の原因となる細菌として頻度が高く、高齢者や慢性呼吸器疾患などを有する人では、肺炎にかかりやすく病状も重くなりやすいことが知られています。また、肺炎球菌による子供の髄膜炎は後遺症を残しやすく、死亡例も多いことが知られています。近年は、ペニシリンなどの抗生物質が効きにくい肺炎球菌が増えてきているため、治療が困難になってきています。そこで、ワクチンによる予防が大切になります。

接種対象

現在、日本で発売されている肺炎球菌感染症を予防するワクチンには2種類あります。主に成人を対象とする多糖体ワクチンの対象は高齢者、2歳以上の呼吸器、心臓に病気のある人、糖尿病の人、また、病気やけがで脾臓をとってしまった人などです。小児用の結合型ワクチンの対象者は2ヵ月以上9歳以下の子供で、年齢により必要な接種回数は異なりますが、標準的なスケジュールでは合計4回の接種を行います。

インフルエンザ菌b型(ヒブ)

インフルエンザ菌b型(ヒブ)はヒトからヒトに飛沫感染します。感染すると風邪のような症状を示しますが、まれに脳と脊髄を包む膜に炎症(髄膜炎)をおこすことなどがあります。日本では、ヒブにより髄膜炎をおこす患者が1年間に600人くらい発生し、そのうち25%に永続的後遺症が残り、5%が死亡すると考えられています。診断・治療が非常に難しい感染症ですが、ワクチン接種で予防することが可能です。

接種対象

生後2ヵ月から接種できます。標準的スケジュールでは4回接種と回数が多いので、接種もれに注意してください。

ロタウィルス胃腸炎

ロタウィルス胃腸炎は、乳幼児に多く起こる感染性胃腸炎のひとつで、ロタウィルスというウィルスが原因です。
日本でのロタウィルス胃腸炎の発症は冬~春に多く、主に生後3~24ヵ月の乳幼児におこりますが、ピークは生後7~15ヵ月です。生後3ヵ月以降に初めて感染すると重症化しやすくなります。ロタウィルス胃腸炎の多くは突然の嘔吐に続き、白っぽい水のような下痢をおこします。発熱を伴うこともあり、回復には1週間ほどかかります。
また、ほとんどの場合は特に治療を行わなくても経口での水分や電解質補給だけで回復しますが、時に脱水、腎不全、脳炎・脳症などを合併することもあり、症状が強い場合には入院が必要となることもあります。

接種対象

ロタウィルスワクチンには、1価ワクチンと5価ワクチンの2種類があります。
1価ワクチンは生後6週から24週までの間に4週間以上の間隔をおいて2回接種し、5価ワクチンは生後6週から32週までの間に4週間以上の間隔をおいて3回接種します。
いずれのワクチンも1回目は生後14週6日までに接種することが推奨されています。

必須お名前
フリガナ
必須メールアドレス
必須確認のためもう一度
必須郵便番号
必須住所
  1. 都道府県
  2. 市区町村
  3. 丁目番地
必須電話番号
必須お問い合わせ内容
インターネット受付
お問い合わせ